第9回韓日ダンスフェスティバルソウル公演

荒井真一Performance 1998.11.17(Tue.)

Tribe Conflict---minority vs. majority
ルワンダにしろボスニアにしろ部族対立はあったのか? 民族という概念に拡大した場合もユダヤ人にしろパレスチナ人にしろ民族が原因の紛争という物語は、その紛争の仕掛人(ナチス、イスラエル)たちのでっち上げではないのか(また、天皇制は民族を侵略戦争の理由とした)? 彼らは歴史や事実を偽造-歪曲し理性よりも感情に訴えかけるが、それはどうして多数の支持を受けるのだろうか? 「いじめ」の多数派による個人への人権侵害は「むかつく」「汚い」等、感覚-身体的な理由として多数派によって正当化されるが、それとどう違うのか? 少数派はそれらの言いがかりに理性的に対応した果てに暴力の前にただただ呆然自失し、積み重ねられる偽造-歪曲の歴史に沈殿させられてきたのではなかったか? その無念さと傷ついた肉体と叫びを再び呼び起こすために。1988.9.18 荒井真一

1959 富山生まれ
1983 東京都立大学人文学部中国文学科卒業
1991 武蔵野美術大学大学院造形研究科版画コース中退
1992-94 タンザニア・ザンジバルNyumba ya Sanaa美術学校で専任講師

パフォーマンス
1983 パフォーマンスグループ「赤木電気」を結成
1987 パフォーマンスグループ「現場の力」を結成
1991 『現場の力;公州自然美術展のために』公州、韓国 ( + 三枝由起夫)
1995 『現場の力;敗戦50年のために』ピース大阪、大阪 (+ 三枝由起夫)
1996 『福福物語;労働の夢, 夢の労働』富山市民プラザ、 富山( + 三枝由起夫 + 鈴木健雄 + 谷川まり)
1997 『Tribe conflict---戦前左翼からいじめられっ子まで---』「パフォーマンスの再点検」三島町、 福島
1998 『勃起---かがやくたましい』美学校 、東京 (+三枝由起夫+田中敏)

個展及びグループ展(1990年以降)
1990 釜山青年ビエンナーレ 釜山、韓国
1993 「複数の署名」展 佐賀町エキジビットスペース、東京
1997 漂泊者とその影--隠蔽された歴史 兜町+銀座+靖国神社路上、東京


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